オリジナルイラストカレンダーの作成と販売について

今年も残すところ10日となりました。
皆様いかがお過ごしですか？

弊社では、来る2021年に向けてオリジナルのイラストカレンダーの制作をしましたので、お知らせいたします。

イラストを始めることになったきっかけ

このカレンダーは、以前の記事でも書いたYouTubeチャンネル　西尾康晴/Nishio Travelのものになります。

あれ以来、西尾さんとはアイキャッチ画像作成のお手伝いやオリジナルグッズ販売などでお世話になっているわけですが、ある日「実は、絵を描くのが好きで、最近は本を読んだ後に、感想や印象をイラストにしてみているんです。」何枚かの絵を見てもらい、「何かイラストを使える機会があれば、やらせてもらえないですか？　もちろんすぐにでなくて構わないので。」みたいなことを言ったのだと思います。

翌朝すぐにメールが届いて「考えたのですが、よければ私のYouTubeチャンネルでライブ用のイラストを描いてみませんか？」と提案をいただきました。西尾さんのチャンネルは登録者数が7770人を超えています（2020年12月21日現在）。「イラストの中に私がいれば、それ以外は好きにやってもらって構いません。」とも添えてもいただきました。

みんなでアジャイル ―変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた　読了後のイラスト

郷に入りては郷に従え

ほとんど酒を飲まない僕ですが、西尾さんをはじめ、チャンネルのファンには割と酒好きの人が多いようなので、棚の上に長いこと置かれてあるラム酒をグラスでチビチビやりながらキャラ作りをはじめ、猫の着ぐるみを被ったニシオさんならぬ、ニャシオさんが飼い猫のミミとモモと一緒に絵の中にいる設定が生まれました。

その後も2本目のライブまではラム酒をそばに置いていたのですが、どうしても夜の作業になってしまうので、今は酒はやめていつもの自分でやっています。

ライブ用のイラストを何本かやっていくと、見ている方から「イラストのグッズをつくって欲しい」「ニャシオのTシャツがあったら買います」などの反響が届きました。これは本当にうれしくて、もうじき新しい年を迎えることだし、卓上カレンダーを作ることにしました。

力の発動条件

少し前に面白い話を聞いた所でした。人は皆、何か得意な能力を持っている。多くの場合、その能力を磨いていかないと、力を発揮できないと考えられがちだが、まわりの人や環境が変わるだけで、力が発揮されるようになる。能力は何も変わることなく。

カレンダーをはじめると決めた時、スケジュールがかなり厳しいと感じたのですが、なんとか無事に入稿することができました。今回の場合には「締切」が力の発動条件になったのだと思っています。締切があると「まあ明日でいいや」は通じませんから、終わらすことを最優先に考えられて、同時に人目に晒すわけですから、少しでも良いものに、との考えも働きます。

西尾さんのYoutubeやブログを見ていてると、更新頻度がすごく多くて、実際に関わってみると、「次はこんな企画をやろうと思っています」と聞くと、次に話すときにはもうそれを実行していて驚くのですが、この発動条件があれば、僕もこなしていくことができるのだと今更ながら気づきました。

Not Skill But Skill

イラストはiPadとApple PencilとProcreateを使いやっています。はじめは不慣れで余計に時間がかかりましたが、使い方やたくさんある機能を覚えてくると、あるスペースの色を一瞬で塗りつぶせたり、まっすぐな線を何も意識せずに引けたり、デジタルの良さがとても便利に働きます。　

と同時に感じたのは、道具によってできることは、それを手に入れて、使い方を覚えれば誰にでもできるのだなということでした。絵に限らず写真でも、フィルタなどのデジタル処理をすることで、それっぽく見えることがあります。それに興味がない人は道具を手に入れることはないし、使い方を覚えることもないので、「すごいな」と感じることがあるのだと思いますが、やってる人間が見ると「ああ、それね」と一目瞭然で、魅力に欠ける作品になってしまいます。やはり、技術を磨かなければいけないな、と思いました。

上手な絵がいい絵ではないし、表現には技術以外に大事な何かが間違いなくあるけれども、やはり技術も大事であるとも思わざるをえず、そういう意味でも技術の向上に努めることにします。