ภาษาไทย
シーラチャー 身体 ばなしではなく、シラチャーから 駄話 です。
駄話 1
この前シーラチャーのジャリン桟橋でUFOが出たらしいです。
駄話 2
こんな僕でも結婚しようと考えたこともあって、その時に好きだった彼女が付き合ってすぐに、電話をかけてきたので「どうしたの？」と聞くと「用事がないと電話しちゃいけないの？」と明るい調子で返されてメロメロになりました。
駄話 3
その彼女の父方のおばあちゃんが亡くなり一緒に葬式へ行った時のこと。ノンカイのバス停まで迎えに来てくれたトゥクトゥクドライバーである彼女のお母さんの第一声は「Ayi-no-moto！(味の素！)」であった。
駄話 4
家に到着して、高齢で少し認知症のある母方のおばあちゃんに日本人だと挨拶すると「おー、ルワイルワイ。（オー、金持ちや、金持ちや」とワイで拝まれてしまった。家にシャワーはなく代わりに身体くらいある 瓶 の水で水浴びをして、蚊帳の中で眠り、朝は庭に生えているココナッツをお母さんがその場で採ってくれた。やさしいお母さんでバンコクに戻ってしばらくすると、突然僕に電話をしてきて（彼女にではなく）、「お母さんはタイのお母さんだからね。何かあったら言ってね。」と言ってくれて、最初に書いたように用事がないと電話をしないような僕ですから、すっかりほっこりしてしまった。まだタイに入ったばかりの今から10年以上も前の話。
駄話 5
大学を半期留年して、デザイン事務所に就職が決まり「はたして実際にやっていけるのだろうか？」とかいうぼんやりした不安を抱えていた僕に、バイト先の先輩は「良かったじゃん！ いいなあ！」と言い「そうですかね？」とか何とか答えると「そうでしょ。これで勉強しながらお金もらえるじゃん。」と。タイ語の通訳を始めてそろそろ2年。タイ語の勉強しながらお金ももらえるようになりました。
駄話 6
タイではスーパーなんかの会員登録が電話番号になっていて、レジで電話番号を伝えることがあります。「0879975982」僕の番号の最後の2ソォ〜ンの発音が、0スゥ〜ンに聞き間違えられることが何度もあって、ソォ〜ンとスゥ〜ンなんて近い音じゃないと思うけど、別の単語と組み合った時に続けて言うと音が変わったりするのでしょう。ゆっくりはっきり言うようにして発音の矯正ができたのはもう前のこと。
人間の多くの機能は歳をとると低下するが、言語能力は下がるよりむしろ上がっていく部類のものと最近読みました。創造する力は若いうちだが、高齢者が長けているのはこれまで培ってきた何かを組み合わせて出す力らしい。最近体力を筆頭に衰えを感じる中でのグッドニュース。
確かに言語は何かを新しく創るわけでなく、机に向かって勉強したことや誰かと話したり、映画や本や 他人 が使ってる表現を聞いたりなんかしたものが合わさって自分の言葉となるように思う。これら 数多 ある要素をうまく組み合わせて出せるようになるなら言語能力はこれからも上がっていくと言うのはあながち間違いではないもしれない。
駄話 7
幼稚園の時の話。休憩時間なのか遊びの時間なのか女の先生の周りを園児たちが囲むようにいて、中には先生に抱っこされている園児や先生の腕やスカートを引っ張っている園児もいてみんなでキャッキャといかにも幼稚園らしい時間が流れていたのだと思う。僕はその囲みの外側にいて、ほんのいたずら心から「ほのか〜！」と先生の下の名前を叫んだのだ。名前がなんだったかなんて覚えていないが、とにかくそれを聞いた先生はそれまでの空気をばっさりと断ち切り「誰だっ！人の名前を呼んだのはっ！」と怒鳴り、鬼の形相で声の主を探している。僕はすっとぼけて何が起きたのか分かっていないあどけない幼稚園児のふりをした。首をキョロキョロとさせる演技も付け加えたかもしれない。
駄話 8
“Vacation is over!”
“Mom, I still have a lot of energy!”
休暇を利用してタイに遊びに来たのだろう。日本行きの飛行機の三人がけの席。僕は通路側、真ん中に母親、窓側に少年が座っている。離陸前にNintendo Switchでゲームをする少年とやめさせたい母親、アジア系の親子だが英語で話をしている。
結局母親の言う通りにゲーム機は鞄に入れて、前の座席の下に押し込むと座席に備え付けのモニタでアニメを観はじめて、母親に抱きついたりもしていて、可愛いやっちゃ。両手の人差し指を使って上手に鼻くそをほじくり口の中に放り込んでいた。
離陸後母親が眠ると足元に押し込んだ鞄を取り出してゲームを再開。オモロイ子だなと思っていると、CAがお菓子と飲み物を持ってきたタイミングで母親が起きてしまって、すぐさま「Turn it off」と言われ、何やら言い合ったあと再びゲーム機をしまってアニメに戻って行った。
その後も映画のモニタをいじった指で鼻くそをほじくり、その鼻くそをかじり、その指でモニタをいじる。あの慣れた手つきでの鼻くそいじり、大人になってもやっているかもしれないな。分かるよ。電気の消えた機内で顔面に煌々と光るモニタの明かりを受けていたが、そのうちに a lot of だった energy を使い切ったのか、さっさと全ての電源を消して頭から毛布をかぶって眠ってしまった。
駄話 9
シーラチャーのロビンソンでiPhoneのバッテリー交換をするのに店員と話していると、やって来た別の客の男がこっちに向かって「見たことあるぞ。桟橋で自転車乗ってるだろ？俺は釣りをしているぞ」と。Okay, see you there😀
以上、タイのラッキーナンバーと同じ９つの駄話です。
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