提案型の美容師

長く通っていた美容師がサムイ島に越してしまい友人に話すと、紹介してもらった散髪屋へ通うこと2度目。

「髪型変えてみたらどうですか? ウルフカット」
「え? ウルフカット?」

今の髪型に特別こだわりがあるわけでもないし、ネットで検索してみて面白そうなので「じゃあお任せします」ということで仕上げてもらった新しい髪型はすっきりしたし、周りにもいいねって言ってもらえたり、仕事も増えたりしていい気分で考えてみると紹介してくれた友人も髪型が変わっていたからひょっとするとって次に髪を切りに行った時に「僕の髪型もそうだし、⚪︎⚪︎さんも髪型変わってたけど、やっぱりそういう提案するんですか?」と聞いてみると「頑なに髪型変えたくない人もいるから全員にじゃないですけど、良くなればと思って」と。

提案してもらったウルフカットスタイル

提案型の整体師

その美容師さんに体の調子悪くて「この10日間くらい毎日マッサージに行ってみてるんです」と話すと「それなら整体いいかもしれませんよ。体の構造理解している人にやってもらうと違いますよ」と、教えてもらった整体へ行くと、ここそこが痛いと話を聞いてもらった後に体を探り、痛い場所につながる筋肉や神経を押したり伸ばしたりしてくれ、施術が終わると「君は筋肉がないから、筋トレと食の改善、それとストレッチをやらないと。やれば絶対に良くなるから」と提案をもらい、運動や筋トレは続かない人生を送ってきたけど、整体による一時的な改善と1.5ヶ月ほどのトレーニングでわずかながら体が変わることを実感すると、思考も前向きになったんです。

提案型のウェブデザイナー

さて、美容師と整体師の提案型の仕事に感銘を受けた頃、ちょうど日本にあるやり手の制作会社のブログで「いかがでしょうか?」や「よろしいでしょうか?」のような、クライアントのお伺いを立てるようなコミュニケーションをやめにしよう。という記事を読みました。クライアントは我々にウェブの専門家として話をしに来ているわけで、「これでいかがでしょうか?」みたいな相手に意思決定を委ねるような言い方は「もっとリードして欲しいんだけどな」と不満に繋がりかねない、というわけです。

ある考えがあってそうしているのだから胸を張って「このように考え、このようにしました。何かご質問などございますか?」でOKで、別の意見の方が良ければそれに変更すればいいだけで、そして大体においてきちんとした理由があってやっている仕事の提案がおかしなことになることはないように思います。

先日の仕事でこんな提案をしたので例として紹介します。ウェブサイトでのニュースの表示の仕方。決定権を持っている人がある見せ方をしたいと要望を持っていました。その見せ方は、ユーザーにクリックをさせないと複数のニュースが見られない仕様で、使いやすさを提供できていないと感じました。そこで、こうすると利用者にとって見やすく使いやすいものを先に作って見せながら提案すると、決定権を持つ方にも納得していただけたようで、その案で進めることになりました。提案が通らないと作業量は増えてしまいますが、その時は仕方がありません。そういう仕事もあります。

決定権のある人への提案のお願いとそれが通った会話

まとめ

クライアントの言うようにするのは簡単ですがウェブサイトを使うのは利用者で、利用者にとって使いやすいウェブサイトこそが良いWebサイトであるはずです。言われたことをやるだけのオペレーターなら、Webサイトが作れるだけの人にお願いすればいいですが、私はWebサイトをデザインするウェブデザイナーなので改めて提案型の仕事をしていくようにしたいと考えました。私が美容師や整体師の仕事から良い気持ちになったり、前向きな考え方を持ったように、私の仕事でクライアントにプラスの何かが与えられるように。

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