会社をはじめてから6年が経ちました。
例によって2ヶ月ほどを日本で過ごしタイへ戻って来たので、ここからしばらくはタイでやっていきます。
3年目の挨拶文から介護のことを書いていて、コロナ前はタイと日本を2週間ずつ行ったり来たりしていた期間もあるので、振り返るとまあ良くやってきたよなと思います。
次の3月にはまた日本へ行くことを決めたので、それまでにどれだけのことがやれるのか。作戦コマンドは「ガンガン行こうぜ!」
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バンコクで知り合った70くらいの方。たまに会う約束をすると6時間も7時間もコーヒーを飲みながら話をした。僕が会社を始めた頃に知り合っているので、もう6年くらいの付き合になる。昨年その方が喉の癌を患って帰国。ステージが高く手術で癌を摘出した。声帯と一緒に。吉祥寺で久しぶりに会った。抗癌剤治療で味覚と嗅覚も失ったと聞くことになった。
声を失った人と会うのは初めてで、じつは少し緊張していたけど、そばを食べ、ルノアールでコーヒーを飲む頃には、いつもの感じが出てくると「友人ってのはいいね」と持ち歩いている筆談用のノートに書かれた言葉が印象に残った。
本を読むのが好きな人で、一度遊びに行ったオンヌットの部屋の壁という壁に本が並んでいて「すごい数ですね」というと、収集のつかなくなった本に見かねて、アパートの警備員が木の板を使って本棚をこしらえてくれたということだった。
今でもたくさん本を読んでいるようで、坂本龍一氏も癌になって、月刊文芸誌「新潮」でこの6月から連載を始めたと聞いて驚いた。タイトルは「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」。いずれ書籍化されるだろうからと。そうしたら読んでみようかな。
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若い頃には考えもしなかったけど、親の認知症や弱っていく様子、知人の癌、自分も大腸ポリープを取ったりして、6月で45才になった。45になった僕に「今ぐらいはもう一度最後に何か挑戦したい頃かもね。俺も45で会社辞めたから。」「きっとここから最後に変わりたい年齢なのよ。」みたいなことをそれぞれ人生のパイセン2人が言っていて、「うん、そういうことなのかも。」って思いました。
YouTubeをはじめとして、壁画やシャッター画、絵画やグッズ作りや車の改造など、これらを総じて「ものづくり」と呼んでいますが、この活動を通じて何かをやっていきたい、生きていきたい、そう思っています。漠然としているけど、ひとつひとつを終えていく毎に見えてくるのだろうから、細かいことは気にしないことにします。
この記事を書いている今、まだ2日しかやれていないけど、マンガづくりをはじめました。作業1日目にタイトルが決まって、物語、コマ割り、キャラクター、言葉の選び方など考えています。はじめてみるととてもやることが多いですが、とても楽しくて、少しずつでも進めていきます。うまくまとめて発表ができると良いのですが。
ここでは自慢のクロック(ソムタムを作る道具)の周り一面に描いたソムタムの作品というのがあるので、それを使って展示をする予定です。こちらも詳しい展示内容はこれから決めていきます。
飾るための絵や壁画、シャッター画など色んなものが作れると思います。僕の作家性や技術を使って、お願いしてもらえそうな仕事があれば、ぜひお声掛けください。6年前に会社を始めたときのように自分のものづくりを売っていきますので、今後ともご贔屓によろしくお願いいたします。
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ヴィクトル・ユーゴー氏の言葉として宮本浩次氏が言っていた言葉。
“四〇歳は青年の老年期であり、五〇歳は老年の青年期である”
まだまだいける。作戦コマンドは、、、そう。「ガンガン行こうぜ!」
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