タイ人にはタイの生活にあった知恵があり、はじめそれを目にした時、東京で生まれ育った僕の目には新鮮に映りました。今では僕の一部にもなった、愛らしい作法を6つ紹介します。
目次
ビニール袋 + 輪ゴム = 最強
屋台での持ち帰り文化のあるタイでは、ビニール袋と輪ゴムを上手に使ってテイクアウトさせてくれます。おかずやソムタムはもちろん、麺類だって汁だけを袋に分けてくれるので、何だって持ち帰ることができます。袋の口が汚れないように、先にクルッと折り返してから入れる流れを見ていると、ずっとこうやってきているだろうと匠の技を感じます。
マナオを絞る、カラカラに
カオパットやパッタイに添えられるマナオは、その一皿を飽きずに食べさせてくれる最高の調味料です。そのマナオ、余すところなく絞りたければ、マナオにスプーンを差し込み果実を潰す。これに限ります。
MAMAのフタを止めるなら
カップ麺のフタを止めるのに、文庫を上に乗せるとか、最近だとフタを止めるための道具まであるようですが、付属のフォークをブスッと刺すだけ。そのまま手に持って歩いたっていいんです。
栓抜きなんてなくたって
ボトルのフタを開けるのに必要なのは栓抜きだけではありません。本棚や収納などの固い角があれば、それを利用して開けられるし、タイ人はボトルのフタ同士を噛み合わせたり、ライターや指輪を使っても器用に開けている人がいます。
ビニール袋でお手軽ゴミ袋
口を折り返して、広げたビニール袋は立つようになるので、簡易ゴミ箱が必要なときには重宝します。台所のない部屋の多いタイでは、シンクの三角コーナーもありません。生ゴミを捨てたり、絵を描く人は鉛筆の削りカスを捨てるのにも使えます。
紙をまっすぐサクッと切る
ものさしを当ててで紙を引き上げれば、紙は簡単にまっすぐ、そして気持ちよく切れます。
まとめ
今ある道具や知識を使って、何かを成し遂げる。こういう考え方っていいなあと思います。
柔軟に考えて、この先も生き抜きたいものです。