今回紹介するウェブサイト制作実績は、高級リゾートサービスを行うアナンタラのアナンタラ・バーケーション・クラブと呼ばれるオーナーシップの販促から申し込みまでをセットにしたBtoCプロモーションサイトになります。

アナンタラのように多くの人たちに知られている仕事ができるのは、デザイナーのひとつの楽しみでもあると思います。広告代理店に勤めていたデザイナーになったばかりの頃、制作の素材としてデイビット・ベッカムやミッキーマウスを支給された時の自分がやれるデザイナーになったような気持ちを懐かしく覚えています。制作物を多くの人に見てもらえる訳ですし、腕を振るいたくなるわけです。

また、現在の私の会社で多く手がけているような中小・零細企業の仕事をすることも、実にやりがいがあるものです。ウェブサイトの制作で声をかけていただいたのが、話をしていくうちに、理念の再確認や体制を見直すなど社内により深く入っていき、ゴールに向かって歩き続けるというのは、これまたデザイナー冥利に尽きるというものです。

こだわりのWeb制作内容

すでに知られているアナンタラなので、「アナンタラ」と聞いて多くの人たちが抱くイメージを損なわずに魅力のあるページにするためのひとつの施策としてサイトに動きを加える事にしました。コーポレートサイトやウェブマガジンでは、あまり効果はないと思われる動きを、プロモーションサイトやランディングページなどで試してみたいと以前から思っていました。豪華な写真と優雅な動きで、皆が見たいアナンタラを表現し、利用者の購買に向けた動機付けの一役を担いたい。

多くの一般的なサイトではページの上部にナビゲーションがあって、ページ間を移動しますが、このプロモーションサイトでは排除しました。
ページの構成が

  • 扉ページ
  • プーケット島 or サムイ島の施設ページ
  • 申込みフォーム

という簡単なもので、多くの利用者はパートナー企業のページや広告出稿で誘導し、扉ページは経由せずに直接2の施設ページへリンクさせるため、なるべく別のページへ移動したり、サイトから離脱することなく、進んでもらいたいという考えから、導線を絞り込むことにしました。

制作後記

僕は盛っていくことが好きなデザイナーだと思っています。マテリアルデザインとかミニマリストのような流れの中で、簡素化されたすっきりしたデザインは魅力的だけど、やはり盛ってみたくなる。

モリモリに盛ったボタン画像
モリモリに盛ったボタン

こういう装飾をつければ、工数も増えるし、ウェブにおいては容量の問題も考えたいし、対象にそぐわない場合もあり、今回は主張をせずに、シンプルなボタンでいきましょうということになりました。しかしトレンドだからこれ、とするのでなく自分の良いと思うものを提案して、反応を見て調整していく、こういう作業を繰り返していきたい。

申し込みページへのボタンは「申し込みをする」という直接的な表現ではなく、「体験宿泊してみる」という表現にして、利用者へ迫る感じを減らしました。これから本格的な運用が始まっていくので、ボタンのクリック数をひとつの効果基準として、アナンタラの利用者にどういう表現が最適なのかを見ていきます。

また、少々専門的な話になるが、今年の頭からリリースされていたBootstrapのバージョン4をこの案件から導入してみて、そこでFlexboxを使ってみると、要素の縦位置での中央揃えや、横並びのブロックの縦幅統一、それにブロックの順番の入れ替えなどが簡単にできておそれいりまめでした。

話しによればCSS Gridを使うと、雑誌のような見た目を実現することができるし(雑誌の真似をするのが良いかどうかはまた別の話)、近い未来、AIによって顔認識をして、画像の表示位置を相対的に中心に持っていくみたいなウェブならではの表現がライブラリーとして提供されるようになり、簡単に実装できるとか。さて、どこまでついてゆけるのかしらん。

ウェブサイトのキャプチャ画像1

広告の効果を高めるためのランディングページを制作します。

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