暑い夏だ。夏は暑いものである。
1週間くらい前から東京に滞在してるが、ここの暑さもバンコクに負けず劣らずだ。
そのうち日本も熱帯気候になる、なんて話もあるが、何十年か先には大雨のあとの洪水にゴムボートを浮かべる子供達や、降り始めた雨をしのぐのに頭からビニール袋をかぶり始める商店街のおばちゃんの姿が見られるようになるとか、ならないとか。

東京にいるというのに、連絡すべき人にも連絡をせず義理を欠いているような気がしないでもないが勘弁を。次の機会に楽しみに臨むとして、今日は真っ盛りの夏だしBob Marleyの曲にのせて、会社をはじめてから1年が過ぎたことについての話をしたい。

その前に、どじょうの話。浅草にどじょうを食べに行った。
東京にいる間に、バンコクではなかなか食べられないものを食べておこうと思い立ち、「どぜう」を選んだ、という訳だ。
幼少の頃、母方の祖父母と一緒によく伊豆へ遊びに行った。子供だった僕や姉が大きくなるにつれて、その回数は減っていった。
その旅行の帰りにいつも寄る食堂があった。特に幼い頃、きっと多くの幼い子供たちと同じように、僕は決まってお子様ランチを注文した。
ある年、僕はおじいちゃんの頼むのと同じ「どぜうの柳川」を注文した。生臭いどじょうは、どういうわけか子供の頃の僕の舌に馴染んだ。

実家のある世田谷から浅草までは、googleによれば24km。なんだか遠く感じるが、たとえば、ラップラオからウドムスックまでが同じくgoogleによると20km。数字にすると同じような距離だが、頭の中で同じ距離としてうまく結びつかない。
届いたばかりのThe MetersとCornell DupreeとGerry MulliganのCDを持って、車を走らせた。

肝心の柳川。店は仲見世の一本隣に位置している。味の方はといえば、ものすごく美味いってわけじゃあないけど、別段まずいって訳じゃあない。どうじょうということだ。しじみの入った味噌汁に嬉しさを覚え、たくさん入ったごぼうの繊維に確かな噛み応えを感じながら、あっという間に平らげた。早飯早グソ芸のうち。寿司やソムタムなど、どじょうよりも旨いものはたくさんあると思うが、浅草でどじょうの柳川を食すという粋は悪くない。みなさんも試してみては?

ところで、母方のおばあちゃんは浅草の人で、「ひ」と「し」の音が入れ違った。「ひもの(干物)」は「もの」になり、「しち(七)」は「ち」という具合に。それが可笑しかった子供だった僕は「もう1回、もう1回」とおばあちゃんに何度も言わせて皆で笑った。
おじいちゃんと喧嘩をして罵るときには「なんだよ、このくそじじぃ」という言葉も飛び出していたのを憶えている。べらんめぇであり、すっとこどっこいである。

この母方のおばあちゃんの家は、浅草で職人業をやっていたようで、このお母さん(僕の曾祖母にあたる人)は文字が読めなかったという。「わずか」と言ってしまうには少なくない時間だが、それはわずか3世代前の話だ。とにかく話好きで、近所に出て行くと日がな一日あちこちで話をして、なかなか帰ってこない人であった、というような話を今回初めて母親から聞いた。

それはそうとバンコクの女性は道を歩きながら電話をしている人が多い。
それに比べると、東京を歩く女性で歩き電話をしている人を見ない。
暗がりの中で電話をしているタイ人女性を見ると、悪い男なんかに襲われるといけないから、その対策として誰かと話しているのかな、などと想像するも、タイ人は本当によく家族や友人と電話をしているので、ただの話好きなのかもしれない。年中話をしていても、まだまだ話が止まないらしい。ちょうど僕のひいおばあちゃんと同じように。

そうそう、会社をはじめてから1年が過ぎたという話。
この1年で感じた事、この先に向けての事など、モチのロンで色々とある訳だけど、ここまでの話が長くなったので、手短に。
まずは、調子よくやれていますという事。
壮年とはよく言ったもので、実に調子よくやれています。

そしてこれは、この1年でって訳ではなく、この数年で気づいたらそうなっていたという話だけど、この場所に居たいなと思うようになっていた、という事。20代、30代とここではないという何処かへ行きたがり、あちこちと長い時間旅を続けてきたけど、何処かに行きたいという想いはいつの間にか鳴りを潜めていた。僕はここでやっていく。

さて、2年目に入ったごとうまさとし事務所です。
この先3年、4年、5年、6年、7ひち年…と益々やっていきますので、Webサイトに関することでお悩みを抱えているようであれば、ぜひお話聞かせてください。情熱を持って取り組みます。

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