帝人フロンティア(タイランド)のコーポレートサイト制作。グローバル企業特有のブランドレギュレーションへの準拠から、サーバー・SSL選定、商品検索システムの実装、そして公開後の月次GA4レポートまで、一気通貫で担当した案件です。
| URL | https://www.teijin-frontier.co.th/ |
|---|---|
| 業界・業種 | 繊維・素材(帝人グループ) |
| ジャンル | コーポレートサイト |
| デバイス | PC/スマートフォン |
| 言語 | 英語 |
| 当社業務範囲 | WEB戦略設計/情報設計/デザイン/HTMLコーディング/システム開発(商品検索)/サーバー・SSL選定/プロジェクト管理/GA4解析レポート作成/WEBサイト運用保守 |
タイ語の電話一本から始まった仕事
最初の連絡は電話でした。TEIJIN FRONTIER ( THAILAND ) CO., LTD.のタイ人担当者からタイ語で「こういうことはできますか?」という問い合わせで、その場でタイ語で答えるというやり取りを何日かにわたり続けて、見積を出して受注という流れでした。
日本語を介さずビジネスが動く。これがタイでやっている意味だと、改めて感じた瞬間でした。案件を通じてのやり取りはすべて英語とタイ語。日本語でのコミュニケーションは一度もありませんでした。
6ファイル・約200ページのレギュレーションを読む
受注後まもなく、帝人本社(日本)からブランドレギュレーションが届きました。ページレイアウト、セキュリティ、コンプライアンス、コンテンツ編集、構造設計、制作仕様——Chapter 2から7まで全6ファイル、合計で200ページ近い分量です。
グローバル統一基準なので、帝人グループの他の国のサイトでも同じフレームワークが使われています。ロゴのサイズと余白、使用できるカラーコード、フォントの指定、CMP(Cookieの同意ポップアップ)の導入方法、そしてコンテンツエリアのパーツの使い方——これらすべてに細かい規定があり、テンプレートを自由に改変することは許されません。
制作を始める前に、まずこれを全部読む。それがこの案件のスタートラインでした。私は以前日本の大手広告代理店のWeb制作部門で働いていたことがあり、当時はミッキーマウスやデビット・ベッカムなどを素材として扱う経験があり、それらは「右に5ピクセル移動してください」と修正が入るようなとても厳しいもので、しばらくこういう仕事からは遠ざかっていたので、あの頃を思い出し懐かしくなりました。
サーバーとSSLも、レギュレーションに沿って選ぶ
レギュレーションはサーバー環境にも及んでいました。要件を調査した上でz.com VPSを契約。SSLについても、一般的なDV(ドメイン認証)証明書ではなく、組織の実在確認が必要なOV(組織認証)証明書が指定されていたため、それを手配しました。
「サイトを作る」という仕事の中に、インフラの調査と選定が含まれている。制作会社としてどこまでカバーできるか、という話でもあります。
ファイルの受け渡しも、進行の仕方も、すべて厳格に
制作中のやり取りはLINEでもメール添付でもなく、先方指定のファイル転送システムにパスワードをかけた形のみ。グローバル企業の情報管理の徹底を、実務の中でそのまま体感しました。
制作物の最終確認は日本の確認チームを経由する流れで、公開まで何度かのやりとりを経ています。最初の問い合わせが2024年11月末、レギュレーション受領が12月15日、そして公開が2025年3月18日。約3〜4ヶ月のプロジェクトでした。
商品検索システムの実装
コーポレートサイトの制作に加えて、商品検索システムも実装しています。TEIJIN FRONTIERが扱う製品は繊維・素材から産業資材、防災、インテリアまで多岐にわたるため、ユーザーが目的の製品にたどり着けるよう検索機能を組み込みました。

公開後は月次GA4レポートで継続サポート
サイトが公開されたあとも、仕事は続きます。毎月GA4のデータを確認し、ユーザー数・セッション数・流入チャネル・よく見られているページなどをまとめたレポートをTEIJIN FRONTIERに提出しています。
数字を届けるだけでなく、「この数字が何を意味するか」を読み解くところまでサポートすることで、サイトが作って終わりにならない運用体制を一緒に作っています。
